そばにいてくれたから



ほうきがあたしのほうに振り下ろされてきた。


しかしあたしの視界に何かが入ってきた。



「…有菜」



それは人で聞き覚えのある声。



「大丈夫か?」



振り返ったのは礼羅だった。






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