そばにいてくれたから



しばらく校内中を走り続けた。


そして着いたのは全然使用していない空き教室だった。



「ここならたぶん平気」


「はー、久しぶりにあんなに走ったぜ…」



礼羅は近くにあったイスに座った。


走り疲れたのか顔を上に向け足を伸ばす。



「てか礼羅、なんでここに来たの?」


「…お前の様子が変だからに決まってるだろ」





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