そばにいてくれたから



あたしは拳を握り力を込めた。


そして大人たちのほうに目を合わせる。



「…それは無理です」


「え?」



お母さんたちは驚愕する。


先生たちは不安そうにあたしのほうを見る。



「あたしは学校を辞めません!」


「あなたはこの学校にふさわしくない…」


「ふさわしくないのは知ってます」




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