そばにいてくれたから



「がー!わかんねぇ!!」


「礼羅、教科書投げんな」



礼羅は問題を理解できなくて騒いでいる。


ぶっちゃけうるさい、頭が痛くなる。



「有菜、あたし塾あるから帰らなきゃ」


「そっか…、今日はありがとね!翔子!」


「いいえ、じゃあねー」



翔子は席を立って店から出ようとした。



「じゃあね、翔子ちゃん」



光太郎くんは笑顔で翔子を見送る。




< 364 / 397 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop