そばにいてくれたから



「じゃ…じゃあね!光太郎くん!」



翔子の顔は赤かった。


ふたりとも仲良くなってきてよかった!


翔子が帰るのを見送ってあたしは再び勉強に力を入れる。



「ん?この公式どうやるんだろ…」



あたしは光太郎くんか高秋くんに聞こうかと思った。


しかしふたりとも礼羅に勉強を教えるのに手がいっぱい。



「…ほら」


「ん?」



あたしは横に向くと潤希くんが紙を持っている。




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