そばにいてくれたから



「そういえば有菜ちゃんってどこの学校?」



光太郎くんがサラダを食べながら聞く。



「女子校…」


「へー、なんか楽しそうだね~」



楽しそう…


ぜんぜん違う、まああたしが楽しくないだけだが。



「また寂しそうな目になってるぞ」


「へ?」



礼羅があたしの顔を覗き込む。





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