そばにいてくれたから



「おい、お前らそろそろ学校にちゃんと行けよな」



進二さんは横にあるテーブル席のテーブルに座ってタバコを吸う。



「へいへい」


「返事は『はい』だ」


「はいはい」



進二さんはまるで男子たちのお父さん見たいな感じなのかな。


優しいし、面倒見がよさそう。



「つか礼羅、この前はよくも彼女とケンカしたな」


「もう別れたし!」



話は礼羅の彼女に変わった。





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