そばにいてくれたから



あたしは気づくと進二さんのお店の前にいた。


礼羅たちは旅行でいないけど進二さんはいるかもしれない。


あたしはお店のドアを開けた。



「有菜ちゃん?」



進二さんが驚いた表情であたしを見る。



「どうしたの?学校は?」



進二さんはあたしに駆け寄った。


あたしは顔を見られたくなくて下を向く。



「…とりあえず座りな」





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