そばにいてくれたから



「礼羅…」



あたしは涙が出てきた。



「俺がお前の面倒一生見てやる」



礼羅は笑みを浮かべた。


礼羅の目は優しかった。



「お母さん、あたし出て行く」


「ちょ…」


「あたしが戻りたいと思うまで帰らないから!」


「……」




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