先生が必要なんです。

先生の車は黒の乗用車。

後ろに乗るべきかな?
なんて考えてると先生は笑顔で

「助手席どうぞ」と言い
ドアを開けてくれた。

そんな先生の行動に
少しドキドキしているのが
わかった。


車に乗ると先生は窓を開け
煙草に火をつけた。

「先生って煙草吸うんだ」と
私が言うと

「煙草吸う男きらい?」と
真剣な顔で答える。

「きらいじゃないよ」
と答えると

「よかった〜」と笑顔に戻る。


何か変わった先生だな。
私はそう思った。



私は何故、先生に
会いに来たのかと考えた。
そうだ。モヤモヤの意味を
知りにきたんだった。と
思い出した。


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