優しい涙
A7がどんなに劣化しても、僕がなんの役に立たなくても。



藤波様は僕らの話に耳を傾け、存在を認めてくれる。


僕はこの屋敷にきて時がたてばたつほど、藤波様のそばで何か自分に出来ることをしたい…


そう毎日、考えるようになった。


でも、自分の中で次々に生まれる感情を確かに感じながら、それを言葉にすることが出来ない。



感情を言葉にするのは…


とても怖いんだ……





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