きら星の短編集

「「ひゅーひゅー!!」」




しばらくすると、グラウンドから囃したてる声が聞こえてきた。




「やばい!ここ、グラウンドから丸見えだった。」





「あっ……」




みるみるうちに私は顔が熱くなっていくのを感じていた。





「まぁ、いいっか。みんなに結城が俺の彼女だって分からせられるから。」





「……つ、塚田くん。」




「新(あらた)って呼んで。」




「……新?」




「よくできました。」




……もう一度新くんは私にキスをした。





……新くん。絶対に私を甲子園に連れて行ってね!


< 41 / 72 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop