いつもそばで.。
「はぁはぁ〜…どうにか間に合ったなぁっ」

ようやく私たちは学校の靴箱まで到着した。


「はぁはぁ…ッはぁはぁ」

「お前息切れしすぎだろっ」
いやいや、それは竜也がして無さすぎるんじゃ?

そう思いながら私は竜也を睨み付ける。


「な、なんだよ…」

竜也はおどおどしたふうに私に聞いてくる。


「私、さっきの事まだ許したつもりなんかないんだからねっ!!!」


「さっきの事って?」


私は、その竜也の様子にますます腹を立て、


「もぅ知らないっ」

私は竜也にこぅ言い残してさきさき々と教室に向かった。



「おい、待てよ〜」

竜也が私を追いかけて来る。


そのとき…

『た〜つ〜や〜』


その黄色い声にビックリして思わず後ろを振り向いてしまった。


そこには、大勢の女の子達が竜也を囲み、私の視界から竜也の姿を見えなくしていた。



私はそれを凝視していると1人の女が私に気づいてつかつかと歩いてきた。

そして、わたしを上から下から上から下からとすごく見てくる。っというか、睨み付けられている感じ。

この女の人見た事がある…。三年生の田中加奈子さんだ…。この人の噂はしょっちゅう聞いている。もちろんそれは、良い噂ではない。




「…ねぇ…あんたなんて名前?」






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