HAPPY・LOVE
只今私、愁と勇人と帰っております。

はぁ、なんでこんなことになったんだか・・・。

それは、数十分前のこと、

「ごっ御免なさい!私帰らないとっ」

って言ったら、

二人がいきなり立って、

「「送るよ」」

って言ってきたのよ・・・はぁ

私は何回も結構ですっって言ったのに、

「チカンにあって幽霊でるぞ」

とか

「俺らの言うこと聞かないと、あーんなことやこーんなことしちゃうよ?」

って言われて、なんかこれ以上断ったら、大変なことになりそうだから

しょうがなく

「はい」

って言っちゃったのよぉぉぉぉ

で、只今帰り中ってわけなのよ・・・。

「さーおり!何ボーっとしてんのっ」

相変わらず元気ですね~

私疲れちゃった;でも返事はちゃんとしなきゃねっ

「えっと、ボーっとなんかしてないよっ」

って言ったらさぁ

「いつもボーっとしてるもんな」

って勇人に言われた。

そしたら、可愛い愁ちゃんが

「佐緒里が可愛そうだよ!」

って怒ってくれた。

優しくて可愛いってもぅどうよ・・・。

ここぐらいまでじゃないと二人が帰るの遅くなっちゃう。

「あっあのさ、ここまででいいよ?」

なんか吃驚した顔されたんだけど、悪いこと言ったっけ?

「まじで言ってんの!?」

いやいや、こんなことで嘘言わないから・・・。

「うっうん」

愁が困った顔して

「なんで?」

って聞いてきた。

いやいや、なんでって。

「電車のって、歩いて10分だよ?遠いでしょ?」

二人が、確かにって言ってきた。

「まぁ俺は送るけどねぇ」

「俺も」

おいおい、いいっていったばっかだろ

< 10 / 12 >

この作品をシェア

pagetop