女装彼氏×男装彼女

「返事は今じゃなくても、良くてよ。じっくり考えて頂戴!あぁ、自己紹介がまだでしたわね。私 姫島 瑠璃子と申しますの。3年生ですわ」

あ、うん、先輩でしたか、やっぱ

「えっとー・・・私達、別れる気ないので、こういうこと言われること困るというか、その・・・」

お、羽魅偉い!(他人事

「そうよね・・・いきなり言われても、断るとは思っていたわ。でも、私諦めないわ!それに、深く考えたら私のほうがいいと思うかもしれませんしね!では、失礼いたしますわ」

・・・えっとー

こちらの用件を聞かず、というか無視して、消えるってありっすか!?




「あー、その先輩俺知ってる」

「知ってんの!?」

「おう。あの人去年だかに転校してきたんだって、あの有名なお嬢様学校から」

「なんで、こんなところに来たんだよ」

「経営破綻。あの先輩の親父さんが経営してた会社が潰れて、やむ終えず、転校するはめになったらしい。まぁ、口調はそのなごりみたいなもんだな」

・・・ほうほう

=元お嬢様ってことか

まぁ、知ったところで何も変わりはしねぇけど、な
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