女装彼氏×男装彼女

このまま、見てるもの気が引ける

「あの、先輩。羽魅の言うとおり、俺ら別れるつもりないんで、諦めてもらえませんか?お願いで、別れるぐらいだったら、初めから付き合ったりなんてしませんよ」

お、今の俺かっこいいんじゃね?

「・・・」

あら、先輩からの返事がこない

さすがに、言い過ぎたか?でも、これぐらいはいわないとな!

「・・・知ってますわよ。それでも、どうしても好きなんだもの!今まではお金でどうにかしてきたけど、今はないから、失ってしまったから、こうしてお願いするしかないのよ!」

え、ちょ、どうしよう!泣かれた!俺、悪者みたいじゃん!(そこかよ

「あの、先輩?泣かないでください・・・」

「・・・どうして?」

え?

「どうして、私はこんなにもあなたのことが好きなのに、受け入れてくれないの!?私が、女だから!?恋愛に性別なんて、関係ないでしょう?」

・・・待て待て待て

「も、ももももしかして、先輩、悠のこと、が?」

「えぇ!愛してるわ!!」

な、なに―――――――――!?!?!?!?

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