女装彼氏×男装彼女

「私、寒いよ・・・」

「え!?羽魅!?」

いつもの悠かと思ってたけど、違う

いつもの悠なら確かに、上着をかけてくれる

けど、それと同時期に手も繋いでくれてた

私は悠の人回り大きい手が大好きなのに・・・

「・・・悠は私と手、繋ぎたい・・・触れたいと思ってくれないの?」

「羽魅・・・」

まっすぐに悠を見た

悠は困惑した顔してる

「・・・分かった。羽魅、俺言うね」

「う、うん」

私は目を瞑って身構えた

「俺、すっごい緊張してるんだ」

「・・・え?」

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