女装彼氏×男装彼女

「この際全部言うけど、俺、羽魅が初めての彼女。当然、キスも初めてだった」

まぁ、女装が趣味だからね・・・

「だから、こういう二人部屋で1日過ごしたことないから、その・・・いろいろ考えるんだよ」

・・・悠も一緒のこと考えてたんだ

「頑張っていつもの俺を装ったつもりだけど、無理だった」

「・・・どうして?」

「好きな女の子目の前にして、平常心のままいられるわけないだろ!!」

悠、照れてる・・・

それを隠すためか、顔を背けてる

「手繋いだら、俺、どうなるか分からなかったから、繋げなかった」

「悠・・・」

「・・・羽魅!?」

私は悠に抱きついた

「・・・私、悠としかしたいと思わないよ」

「・・・」

「だから・・・」

「羽魅、待って」

え?・・・
< 153 / 164 >

この作品をシェア

pagetop