イデア
■ニ
3人の幼なじみを、私は別世界の人間のように思う。
3人は顔立ちも整っていてモテるし、彼氏や彼女も簡単に出来る。
それが幸せだって思ってた。
でも3人にはめったにそんな存在が現れないし
現れても、私は3人との時間が減ったことは無いように感じていた。
3人は、いつ私もを守ってくれて
いつも振り向いて手招きしてくれる。
手を引いてくれてるように、感じる。
中学3年の時、髪の毛を茶色に染めてピアスも開けた陽都と静。
それを見て、中学2年だった伶もピアスを開けた。
中学3年になった私も、ピアスを開けた。
3人は痛いとか、危ないとか、心配されまくったけど。
いつも私のこと、傷つかないように守ってくれて
心配してくれて
そんな3人にだけは、何でも言える。
私の携帯には、お兄ちゃんと、3人しか登録すらされてないくらい。
「柳下(ヤナシタ)」
「・・・・・・・・」
「ちょっと」
「・・・・・なに?」
羽瀬にいきなり声をかけられるなんて滅多にないから
“一瞬”気づかなかったっていうのもあるし
正直、途中から気づかなかったことにしようって思ったってのもある。
でも、羽瀬に腕を掴まれたから、無視は出来ないと思った。
「アド交換して」
3人は顔立ちも整っていてモテるし、彼氏や彼女も簡単に出来る。
それが幸せだって思ってた。
でも3人にはめったにそんな存在が現れないし
現れても、私は3人との時間が減ったことは無いように感じていた。
3人は、いつ私もを守ってくれて
いつも振り向いて手招きしてくれる。
手を引いてくれてるように、感じる。
中学3年の時、髪の毛を茶色に染めてピアスも開けた陽都と静。
それを見て、中学2年だった伶もピアスを開けた。
中学3年になった私も、ピアスを開けた。
3人は痛いとか、危ないとか、心配されまくったけど。
いつも私のこと、傷つかないように守ってくれて
心配してくれて
そんな3人にだけは、何でも言える。
私の携帯には、お兄ちゃんと、3人しか登録すらされてないくらい。
「柳下(ヤナシタ)」
「・・・・・・・・」
「ちょっと」
「・・・・・なに?」
羽瀬にいきなり声をかけられるなんて滅多にないから
“一瞬”気づかなかったっていうのもあるし
正直、途中から気づかなかったことにしようって思ったってのもある。
でも、羽瀬に腕を掴まれたから、無視は出来ないと思った。
「アド交換して」