あたしだけの執事さま~お嬢様は鬼畜な執事がお好き~
学校から帰って来て。

あたし…。


ぶっ飛んで、固まった。


家っ



家の前に、べべ…ベンツがっ



「ちょちょっと…お母さんっ何このベンツ…っ」


どたばたと玄関を掛けて、中に入ると…?


「おやおや。お元気そうですね。お嬢様。」
く…。


「黒髪、イケメン執事さまぁ~~」


ぎゃ~!


「やばいっ家を間違えましたっ」


クルリ。



あたし…。



踵を返すと、すたすた。歩き出して…。


「いえいえ。間違えなどではございませんよ?お嬢様?」

腕をキュッと掴まれて、振り返ったあたしの目。


深目麗しの執事さまが、にっこりと微笑んでいた…。


「お帰りなさいませ。お嬢様。」

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