お嬢っ!!
街と色気ボーイ
朝の出来事は予想外だったが…何事もなくいつも通りの授業を受けた。
あっという間にお昼の時間になり、小百合を連れて食堂へと向かった。
「さーて、今日は何を食べますかね。」
私のテンションは急上昇
何しろこの学校の食堂は、どこかのレストランより遥かに美味しい。
メニューは豊富だし、各々個室になってるから安心して小百合と話ができる。
この時間が一番好き。
いちいち笑顔を振り撒かなくていいからね。
これ以上笑ってたら、私の顔は完全に変形するな。
「…コっ……リコっ!!」
「ひゃいっ!?った〜!!」
いきなり小百合にメニュー表で頭を殴られた。
「いってぇー!」
何するんだよ〜小百合!
「早くメニュー決めなさい!ボーイさんが困ってるじゃないっ」
小百合に言われて横を見ると、困った顔をしたボーイさんがいた。
あちゃ〜
「ごめんなさいっ。…えっと…じゃあAランチでお願いします。」
「かしこまりました」とボーイさんは言うと、私たちのいる個室を出ていった。
わ〜またやってしまった
小百合を見ると頭にがいくつか……
こえーよ、小百合さん…