お嬢っ!!



あの後、教室へと戻り午後からの授業を受けた。



今日は特に何もなかったから、1日中暇だった。やっぱり、お嬢様学校は刺激が無い。



もっとスリリングというか楽しいこと起きないかな〜。



「リコ〜!じゃあ私帰るわね。」


終令が終わり、机に座ってボーッとしてた私に、上機嫌な小百合はルンルンという効果音がつけながら言った。




あら、小百合

化粧…なんか濃くなくて?


フフッ、まったく…可愛いやつめ。



「はいはい。楽しんで〜」


上機嫌な小百合にひらひらと手を振る。


小百合の背中を見送って、カバンに教科書を入れる。



さーて、私も帰りますかね〜!


ぐーっと背伸びをしてから席を立ち、カバンを持って教室を出た。




今日はどうしますかね〜。



うーん、と考えながらも、とりあえず家に帰ることにした。




< 13 / 76 >

この作品をシェア

pagetop