お嬢っ!!
あの後、教室へと戻り午後からの授業を受けた。
今日は特に何もなかったから、1日中暇だった。やっぱり、お嬢様学校は刺激が無い。
もっとスリリングというか楽しいこと起きないかな〜。
「リコ〜!じゃあ私帰るわね。」
終令が終わり、机に座ってボーッとしてた私に、上機嫌な小百合はルンルンという効果音がつけながら言った。
あら、小百合
化粧…なんか濃くなくて?
フフッ、まったく…可愛いやつめ。
「はいはい。楽しんで〜」
上機嫌な小百合にひらひらと手を振る。
小百合の背中を見送って、カバンに教科書を入れる。
さーて、私も帰りますかね〜!
ぐーっと背伸びをしてから席を立ち、カバンを持って教室を出た。
今日はどうしますかね〜。
うーん、と考えながらも、とりあえず家に帰ることにした。