お嬢っ!!



未だにポカンと口を開けてる私に誰かが、肩を叩いた。



「あらリコ、口が開いててよ。」


振り替えると、親友である柏木小百合(カシワギ サユリ)が呆れた顔をして、私を見てた。


小百合に言われて、慌てて口をチャック!


「全く、貴方のファンは朝から凄まじいわね。」



「いやいや、私もビックリだよ…」



っていうか、アンビリーバボー的な?


挨拶しただけで倒れられたの、初めてなんですけど…。



まぁ一応、この学校ではマドンナ的な存在になってる私…何故か…。

さらに、ファンクラブまであるらしい…。


まったく…大丈夫かい?お嬢さん方達よ〜。

悪いが私は何もできんよ。


朝から、少し困り果てながらも小百合と一緒に学校の中へと向かった。





その途中、またしても女生徒が数人バタンバタンと倒れた…。





いい加減にしてくれー!!!




< 9 / 76 >

この作品をシェア

pagetop