「何?」
私は怖くなって
聞き返す

「俺…何歳に見える?」
え??

「27じゃないの?」

「じゃぁ27ってことにしとく」
はぁ?

「27じゃないの?」

「さぁ?」
あぁ?

「嘘ついてるわけ?」

タカシは大きく
息を吐いた。

「10歳サバよんでる」
37!?

「俺…37なんだ」
タカシはそういって
ため息をついた。

「もう7時30分だよ」
私は帰るように
促した。

車が発進する

「ひいたでしょ?」
「ひいてないよ」
「でも愛を好きな気持ちは本当だから」
「………」
そんなこと言われても
うれしくないし
嘘つく人は

本当にムリ
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