苦い恋
ある日、ちょっと嬉しいことがあった。
[俺さー。あいつにもう止めようって言った]
嫌な女かもしれないけど心の中でよろこんじゃった。
[なんで?どうしたの?]
[うんやっぱり付き合ってもないのにおかしいじゃん?
だからもう止めようって言った]
もう、内心めっちゃガッツポーズで
[そっか]ってね。
でもね、次のメールで私のテンションは急降下した。
なんてきたと思う?
[でもよ。あいつ泣きながら「やだ」って言ったんだよ。
それで俺流されて、キスして、またいつもと一緒。
俺ダメなんだよ
あいつに泣かれると]
私、我慢できなくてね。
[先輩はそれでいいの?それじゃ、同じことの繰り返しじゃん
何にも変わんないよ]
私ね、どこかで期待してたんだ。
先輩が「そうだね」って言ってくれるって。