あおいの光
POISON
パパ・・・

あたしはパパに好かれたくて

勉強も頑張ったし、

パパに好かれたくて

パパの自慢の娘になりたくて

難関校に入って、１位とって・・・。

パパに抱きしめて欲しくて。


でも、
それはむりだって
わかった。


と、同時に


先生に出会った。


今度はパパに対する感情とはちがった。


愛されなくてもいい。
抱きしめてもらえなくてもいい。


ただ、そばにいられるだけで、
言葉を交わせるだけでそれだけで幸せなの。

少しでも、知りたい。

苦しみでさえも分かち合いたい。


初めて
そう思える相手なの。


でも・・・


見返りのない愛には

支えが必要だった。



わたるは格好の
相手だった。



わたるは
あたしに見返りを求めていた。

だから、
抱かれた。

それ以外、
応えられるものがわからなかったから・・・・。






















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表紙・目次

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