あおいの光
使い方のわからない万年筆をじっと見つめながら、あたしは国語の授業をうける。

「田口。おい田口!!」


担任の国語の先生があたしを呼んでる。

けどあたしは
となりの席の男子があたしの二の腕をシャープで突くまで

気付かなくて…


「はい…」
「教科書、よんで!」
「はい…」


あたしは言われるがままに教科書を読んだ。

先生は、
読み終わったあたしを
昼休み、国語準備室に来るように。と言った。


瞬時に
怒られる…


そう、
思った。

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