あおいの光
わたるは
あたしを抱いた。

試合で疲れてるはずなのに
いつもより激しかった。

あたしは、
なんだか、上の空で、

わたるに知られないように
必死にわたるにしがみついた。


「あおいって、エッチのときほんとかわいいよなぁ・・・」

わたるの腕の中で眠りそうになったあたしに
わたるはそういった。

「そのときだけみたいな言い方・・・」

「そんなことないけど・・・。でも、たまにめちゃくちゃにしてやりたくなる」


「じゃあ、してよ・・・・」


それで、わたるの気が済むなら

あたし、何をされてもいいよ。

たとえ、殺されたとしても、




それくらい、
わたるには支えてもらってる。



先生。



…先生。


あたしは
わたるの腕の中で
先生のことを考えていた。


< 30 / 66 >

この作品をシェア

pagetop