あおいの光
「元気だよ。すぐ仲良くなれたしね。わたると兄妹ってきいた時はビックリしたけど…」
「そう…」

わたるの端正な顔立ちは

瑠菜と分け合ったものだったんだね。


その黒くてまっすぐな髪の毛も

大きな真っ黒な瞳も…



近江先生と高瀬教授から半分ずつ。



「…オレと付き合ってるって瑠菜にいったの?」
「え?」

その言い方に、
知られたくないと
わたるの本心を感じた。

でもあえてあたしは何も言わない。

わたるは否定するに決まってるし、
知られたくないその理由は知りたくない。

「これから…あおいの家に行っていい?」


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