あおいの光
次の日、放課後わたるから電話が来た。

『瑠菜は異常だよ・・もう、俺どうしていいかわからない。』
「先生は?なんていってるの?」
『父さんは・・・もう瑠菜をイタリアに帰すって言って、その一点張りだよ。』

近江先生は、忌引きってことになってる。

わたるも、今日も部活を休むらしい。
瑠菜と話すとか。


逆効果な、気がする。


あたしはいてもたってもいられなくなった。

「わたる・・・会いたいよ」


初めて言った。
わたるは一瞬言葉につまったようだ。


『あおいがそんなこと言うなんて・・・瑠奈に感謝かも・・・』


あたしたちは、駅前で待ち合わせすることになった。




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