あおいの光
あたしはいつの間にか眠っていた。
目を覚ますと先生はもういなかった。

枕元にメモ書きがあった。

『本当にすまない』


そんな言葉が聞きたかったんじゃないのに…

でも仕方ないよね。


先生はセンセイなんだもん…


大丈夫。
あたしは賢くて、我慢強い女の子。小さい時からそうだった。


先生がもし、
あたしの気持ちに気付いてても
応えられない。

当たり前だよ。


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