割り切りの恋人たち【後編】
「今日、楽しかった。ありがと」
弘美は嬉しそうに微笑んだ。
俺たちは肩を並べて駅に向かう。
「そうだ、少し寄り道して行こう」
「えっ、でもよ時間大丈夫なのか?」
「うん。あと2時間ぐらいならね」
そして俺と弘美はアーケード街に向かう。
昔、何度も歩いたこの商店街。
「ねぇ、みてみて、このお店まだあるよ」
「あっ本当だ。この喫茶店かしいな。まだあったんだ。もう18年も経つのにな」
ふたりの思い出がたくさん詰まったこの街。
ほんの少しだけ昭和の面影を残す、この街。
ふたりが結婚を誓い合った、この街。
そんな街が、俺の乾ききった心を癒してくれていた。
弘美は嬉しそうに微笑んだ。
俺たちは肩を並べて駅に向かう。
「そうだ、少し寄り道して行こう」
「えっ、でもよ時間大丈夫なのか?」
「うん。あと2時間ぐらいならね」
そして俺と弘美はアーケード街に向かう。
昔、何度も歩いたこの商店街。
「ねぇ、みてみて、このお店まだあるよ」
「あっ本当だ。この喫茶店かしいな。まだあったんだ。もう18年も経つのにな」
ふたりの思い出がたくさん詰まったこの街。
ほんの少しだけ昭和の面影を残す、この街。
ふたりが結婚を誓い合った、この街。
そんな街が、俺の乾ききった心を癒してくれていた。