愛なんかいらない 〜キュート過ぎる部下〜
キュートな部下
「主任、本当に大丈夫なんですか?」
「うん、大丈夫だから……」
「わかりました。じゃあ……」
熱っぽい目で上から私を見つめるのは、会社の部下の神林祐樹(かんばやし ひろき)君。
今年一流大学を出て入社したばかりの新人。
アイドルみたいな整った顔立ちで、背は高く、外観はほっそりしているのに、意外と均整の取れた逞しい体をしている年下の男の子。
つまり、彼は申し分のないDNAの持ち主だと思う。
私はそれを少しだけ分けてもらいたいと思った。
愛なんて、いらないから……
「うん、大丈夫だから……」
「わかりました。じゃあ……」
熱っぽい目で上から私を見つめるのは、会社の部下の神林祐樹(かんばやし ひろき)君。
今年一流大学を出て入社したばかりの新人。
アイドルみたいな整った顔立ちで、背は高く、外観はほっそりしているのに、意外と均整の取れた逞しい体をしている年下の男の子。
つまり、彼は申し分のないDNAの持ち主だと思う。
私はそれを少しだけ分けてもらいたいと思った。
愛なんて、いらないから……
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