愛なんかいらない 〜キュート過ぎる部下〜
「それって、もしかして……」


プロポーズ!?


「そうです。俺と、け……結婚してくれませんか?」


「………」


言葉が出なかった。

別れ話をするはずだったのに、逆にプロポーズされるなんて……


笑いたいような、泣きたいような……

困るけど、嬉しい……


相反する気持ちが私の中で絡み合い、渦を巻いていた。


「急でびっくりしましたか?」


私は、声のないまま、コクンと頷いた。そして、目から涙を溢れさせていた……


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