愛なんかいらない 〜キュート過ぎる部下〜
陰湿な元彼
昼休み。私は同期で仲のよい流通の岩崎加奈子と、会社近くのレストランでランチ中。
「総務の暑気払いって今夜でしょ?」
「うん、そうなんだよね……」
私はカルボナーラをフォークにクルクルと巻き、口に運びかけたところで加奈子がその話題を振ってきたので、フォークを皿に戻してしまった。
加奈子は大きな口を開けてナポリタンをパクっと頬張り、モグモグしながら、「ウチは来週だよ?」なんて言っている。
「そうなんだ……」
「あれ? 食べないの、志穂?」
「今夜の事を考えたら、急に食欲が失せた……」
「総務の暑気払いって今夜でしょ?」
「うん、そうなんだよね……」
私はカルボナーラをフォークにクルクルと巻き、口に運びかけたところで加奈子がその話題を振ってきたので、フォークを皿に戻してしまった。
加奈子は大きな口を開けてナポリタンをパクっと頬張り、モグモグしながら、「ウチは来週だよ?」なんて言っている。
「そうなんだ……」
「あれ? 食べないの、志穂?」
「今夜の事を考えたら、急に食欲が失せた……」