愛なんかいらない 〜キュート過ぎる部下〜
「そ、そんなの嘘です!」


確かに一人でよく飲み歩く事はあるけど、“夜な夜な”という事はない。そんなに体もお金も持つはずないし。


「どうせ男を漁ってるんだろ? 寂しくて」


「そんな事してません!」


酔った勢いで……という事はあるけど、それを目的にした事はない。


「俺が寂しさを紛らわしてやるよ。君の体の事は知り尽くしてるから、気持ちよくさせてやるぞ?」


そう言って阿部は私の腕をグイッと掴んだ。


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