愛なんかいらない 〜キュート過ぎる部下〜
ここは2Kのアパート。


あまり広くはないけど、住み心地のよいお気に入りの我が家。
これから先何年も、もしかすると何十年も住んでいく事になるだろう。


キッチンに立ち、目玉焼きとベーコンを焼いていたら、後ろから神林君が抱きついてきた。


「おはようございます」


「おはようって、ちょ、ちょっと……」


神林君の大きな手が、Tシャツの上から私の胸を包むように掴んできた。
それをされると、つい私の息が乱れてしまう。


「あん、ダメ。やめて」


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