愛なんかいらない 〜キュート過ぎる部下〜
ニコニコしながら手を振るアリサさんにお辞儀をし、私は祐樹と並んで駅への道を歩き出した。
風もなく、蒸し暑い夜だ。おそらく今夜も熱帯夜だろう。
「志穂さんに黙ってたのはよくなかったけど、両親に会ってほしいんですよね……」
歩き出すとすぐに、祐樹はその事を話し始めた。私の肩に腕を回して。
いつになく大胆な祐樹は、きっとレストランで飲んだビールとワインで酔っているのだろう。
私も食後すぐは少し酔ってふわふわしていたけど、今はすっかり醒めてしまっている。
でも、こんな風に祐樹と歩くのはこれが最後だと思うから、肩を抱かれたまま歩いていた。
風もなく、蒸し暑い夜だ。おそらく今夜も熱帯夜だろう。
「志穂さんに黙ってたのはよくなかったけど、両親に会ってほしいんですよね……」
歩き出すとすぐに、祐樹はその事を話し始めた。私の肩に腕を回して。
いつになく大胆な祐樹は、きっとレストランで飲んだビールとワインで酔っているのだろう。
私も食後すぐは少し酔ってふわふわしていたけど、今はすっかり醒めてしまっている。
でも、こんな風に祐樹と歩くのはこれが最後だと思うから、肩を抱かれたまま歩いていた。