愛なんかいらない 〜キュート過ぎる部下〜
「今夜も暑いですわね?」


とママさんは言い、「そうですね」と応えながらも、祐樹はジッと私を見つめ、私もまた祐樹を見つめた。


「あらあら、アタシはいない方がいいみたいね?」


察してくれてママさんがそう言い、「すみません」と私が言うと、「ごゆっくりなさってね」と言ってママさんはテーブルから離れて行った。


「志穂さん、そんな濃いの飲んだりして大丈夫なんですか?」


「大丈夫。というか、もっと酔いたいの」


「そうなんですか? 俺はこれ以上飲むとヤバいです」


「ごめんね、付き合わせちゃって……」


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