愛☆Love
「でもあさ背大きいから
変わってもらったら?」


「そうだよねー…でも
誰に変わってもらおっかな?」




すると

「あのっ…森月さん……」


不意に後ろから声が…



「ん?………あ、里緒ちゃん!
どうかした?」


ちまっとした佐藤里緒ちゃんがいた。


「私、15番なんですけどっ、
その……あの…、み…見えないと
思うので……、変わって…、
もらえませんかっ……?」


言葉がつっかえつっかえ…


「いいの?」


と聞き返す。


「は…、はい!!」

頬を赤らめる里緒ちゃん
小動物みたい!!



「んじゃ!お言葉に甘えて…
はい、11番♪」


「あ…、ありがとう…!」


とてとてと可愛く走って行っちゃった…



「よかったじゃん!あたしの後ろだよ♪」


「本当〜♪よかった!
しかし里緒ちゃんは可愛いなー」

「朝菜もあれくらいになればいいのに」

「なに?身長的な意味?」

「違う違う…あれくらい
女の子らしくって意味!」
「それ言えてるー(笑)」

「だよね〜あはは!」




ちょっと…2人して酷くない?!


「もーっ!からかわないでよ!」


「あはは…ゴメンゴメン」



と軽く謝られたら

「じゃあ皆くじ引き終わったな?
それぞれの番号のとこに
席移動しろー」




と言われ皆で移動する。


しかし…誰と隣になるんだろ?
ちょっとワクワクしたり…




私は15番の席に座った。

すると……


「……あ、森月さん……」



ふと声をかけられたので隣を見たら



「う……嘘……っ」


隣に座っていたのは



学級……いや、学校1の
地味男!斎藤勇人が座っていた。


「あ、なんかすいません。隣が僕で……」


本当だよ。

「あ、いえいえ!私こそ
よろしくね?」


にっこり笑顔。私優し!

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