愛☆Love
そんなことを自惚れながら黒板消しを
叩いたりした。





「森月さん、手伝うよ。」


ひょいと黒板消しを取られた


「あ、ありがと。」
軽くお礼を言って斎藤くんを見たら



うわっ…背高っ……
私よりあるぞ……
推測191㎝くらい……


斎藤くんと並んだら私ちまっこく
なれるかなっ?……



この身長隠せるよね!よし決めた!




「ね、斎藤くん!」

「ふぇ?は!はいっ!」

「そんな緊張しなくても…」

「あ、すいません……」

「今度の日曜日…空いてる?」

「今度の日曜日………」



少し考え込む斎藤くん。

イケメンだったらよかったのに……


「はい!大丈夫ですけど…?」

「じゃあさ、どこか行かない?」

「はぁ……っえ?!遊びにですか?!」

「それ意外なにがあるの?」

「あ、そうですね…ははは…」

「じゃあ決まりっ♪詳しいことは
考えとくねっ!」

「えっ…は、はい…」





===斎藤くんSide===




やった………!やったよ!
念願の森月さんと初デート!!



これも里緒のおかげっ!


席は隣になるし日直一緒だし…!




神様に感謝あああ!!


ゴホン……荒ぶり過ぎた…



しっかし……森月さんの上目使い
クる……上目使いは反則でしょ…



「………う………ん…?」


「…さ……と……う…ん?」


ん………?森月さんが…


「斎藤くん?聞いてる??」


はっ…!俺としたことがっ!

「すすす…すみません!
聞いてなかったです……」
「どうかした?考え込んで」

「あ、いや!なんでも…」

「??まぁいっか。
ところでさ、斎藤くんって
何部なの?」


ギクッ……


「え……えと……」


これを言ったら根暗ってレッテルが
貼られてしまう…!


「どうかした?」

「あ、いや…!」

「で、何部??」

「え…き……部」

「へ?ゴメン……
聞こえなかった」
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