Forever togetheR

「あっあの短髪でこげ茶っぽい色の人が田中君だよっ!」


席が見えるとありなが嬉しそうに耳打ちしてきた。

へぇ…確かに整ってるまではいかないけどいい感じの人じゃん。いかにも最近の奴…って感じだけど意外とピアスとかあいてないし
まじめなとこもあるのかも。


って思ってる内に


「あー!井岡さんじゃん!」

って声がした。

その声の方を見ると田中君が手を振っていた。



「ちょっまじやばいんだけど!手振ってくれてる!!」


と嬉しそうなありな。


いいなぁ何か『青春』って感じだなぁ。


「あっ田中君!!偶然だね?さっき歩いてくの見かけたからもしかしてって思ってきたの〜」


「そうなんだ。まぁここ座りなよ。あっ友達もどうぞ」


…え私もかい?変な気遣いいいよもう。できるだけ喋りたくないんだよな〜早く帰りたいよ…


「あっごめんねぇありがとう。ほらはるひ!!せっかくゆってくれたしちょっとだけお邪魔しよ?」


もう…でもありながせっかくできた好きな人だから協力してあげたいしな。ここで帰ったらありなにも悪いよね…

と渋々私は席についた。


ちゃんと笑えるかなぁ頑張らないとね!


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