ライム☆ライムの香りをおひとついかが?
でもそんな思いでいるのはあたしだけではないらしく・・・・・



周りを見ると、相川来夢に見とれてる子がいっぱいいた。



校長の話なんか、上の空で聞いていた子達の視線は、真っ直ぐ前へと向いていて・・・・・



その先にはもちろん、相川来夢がいる。



これだけカッコよければ当然ライバルも多いよね。



当り前かぁ。



そうだよね。



「相川来夢君、ありがとうございました」



考え事をしている間に終わっちゃたスピーチ。



大きな拍手の中、席に着く相川来夢。



何事もなかったかのように、平然と席に着く姿にはなんだか余裕すらあった。
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