ライム☆ライムの香りをおひとついかが?
ライムはあたしの家の前まで送ってくれた。



持ってくれていたカバンを受け取って、あたしは笑顔を作る。



「ホントに誕生日おめでとう!また明日ね」



作り笑顔で笑うあたし。



目の前にはライム。



心の中ではもっと一緒にいたい。



でも明日また学校であえるもんね・・・・・。



そう思って手を離そうとしたら、ライムは逆に強くあたしの手を握ったまま離そうとしなかった。



・・・・・??



「ライム?」



ライムは黙ったまま、あたしの手を離さない。



「…で?お前の…カレンの気持ちはどうなんだよ。なんでそうやってはっきり言わねえんだよ…それじゃあ、俺には伝わらないよ」
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