ライム☆ライムの香りをおひとついかが?
「やっと認めたな…」



ライムはあたしの頭に手を乗せ、髪の毛をクシャクシャっとした。



もう片方の手はあたしの手をまだ繋いだままだ。



「まっ、俺も初告白でマジ緊張したぁーーー」



一瞬の緊張感もライムに助けられる・・・・・。



「ライムはどうしてあたしなの?モテるから選び放題じゃん?」



「……ん?なんでって理由なんていちいち考えねぇよ。好きだから好き!それでいいじゃん。とにかく今日から俺が彼氏なっ」



そう言って少しだけ恥ずかしそうに笑うライムをなんだかいつもより身近に感じて嬉しくなった。



「ライムってホント自分のペースだよね…あたしなんかいつも振りまわされてるし…」



「あー。それは多分これからも変わらないから」



変わらないっ・・・・・??
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