こままもっと


私は恐る恐る階段を
上がり、ドアの前に立った。

そして、少し重いドアを
ゆっくりと開けた。

がちゃ、ギキィ。

開けるとそこには待ってました
って顔の柚沙達と意味が分からん
って言う感じの拓実がいた。


そして、私はゆっくりと
ドアを閉めた。

「やっと来た。」
と哉輝が囁いた。

それを聞いた拓実が
すかさず聞き返す。

「やっとって、どういう
 事だよ」
「それは、また後で聞いて。
 今は要件が先だから。」
と言って、
俺らはお邪魔だからと
帰って行った。
< 51 / 94 >

この作品をシェア

pagetop