こままもっと


少し進むと入口の所に綺麗な人が
立っていた。

『お待ちしておりました。
 拓実様。

 えっとそちらの方は?』

女の人が拓実にそう聞いた。

「あぁ、彼女は俺の幼馴染で
 婚約者だよ。」

そう言ってくれた。
私は嬉しい気持ちを必死に抑えて
お辞儀をした。

『そうだったんですか。
 
 失礼しました。』
そう言って、お辞儀をした。

「いや、まだ発表してないから
 知らなくて当然だよ。」
と、営業スマイルで笑いかけた。

そのあと直ぐに裕さんの所に
案内された。
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