~王子様に逢いたくて~
叶夜Side
「なぁ……今野」
「はい?どうしたんですか?暗い顔をして」
今野とは俺の小さい頃からの世話係だ
「俺さぁ、姫を見つけること出来んのかな?もう何年も捜してるけど見つかんねぇし……」
「叶夜様が信じていれば、きっと見つかりますよ」
「……あぁ…」
ザワザワ
ん?なんか外が騒がしいな?
「今野なんか外がうるさいけど何かあったのか?」
「どうやら女性が座り込んでいるみたいですよ。どうなさったんでしょ…」
窓を開けてみるどキズだらけの俺と同じくらいの女の子がいた
「…………今野……車を停めろ」
俺は車から降りると少女に近づいた
……なんでキズだらけなんだ…
俺は少女を抱き上げると車に
乗せた…
「今野家に帰ったらこの子のケガ見てやって」