お嬢様の秘密
-玲央side-
あの方のところへ行けば.....。
お力添えをしてくれるはず.....。
俺は学園長室に来た。
「ここどこ?」
引っ張るように連れてきたので夏菜は肩で息をしていた。
「学園長室。」
「なんで....?」
「シルバー様に協力を要請する。」
-コンコン
「玲央様ですね。アポは取れておりますよ。」
国松さんが迎えてくれた。
「ありがとうございます。では、失礼します。」
「どうぞ。」
許可をいただいたので中に入る。
「シルバー様。緊急ですのですぐに本題に入りたいと思います。お願いがございまして.....。」
「何かしら?ひどく焦っているようだけど?」
華道が午後だったから...今は3時か。
シルバー様のティータイム時間を邪魔するのは悪かったか....。
「ユリがいません。」
「え...?」
-カチャン
とたんにシルバー様の顔が蒼白になった。
右手からコーヒーカップが滑り落ちる。
すかさず国松さんが処理をする。
「まさか....。」
「何かお心当たりでも?」
「あなたたちに聞くわね。教室に安田さんはいた?」
「華道が終わったあと、ユリと理穂さんが一緒に教室を出て行ったのは私と玲央で確認してるんです。でも....」
夏菜は口を濁した。
「すいません....。ユリに着いてこなくてもいいって言われたから.....。」
あの方のところへ行けば.....。
お力添えをしてくれるはず.....。
俺は学園長室に来た。
「ここどこ?」
引っ張るように連れてきたので夏菜は肩で息をしていた。
「学園長室。」
「なんで....?」
「シルバー様に協力を要請する。」
-コンコン
「玲央様ですね。アポは取れておりますよ。」
国松さんが迎えてくれた。
「ありがとうございます。では、失礼します。」
「どうぞ。」
許可をいただいたので中に入る。
「シルバー様。緊急ですのですぐに本題に入りたいと思います。お願いがございまして.....。」
「何かしら?ひどく焦っているようだけど?」
華道が午後だったから...今は3時か。
シルバー様のティータイム時間を邪魔するのは悪かったか....。
「ユリがいません。」
「え...?」
-カチャン
とたんにシルバー様の顔が蒼白になった。
右手からコーヒーカップが滑り落ちる。
すかさず国松さんが処理をする。
「まさか....。」
「何かお心当たりでも?」
「あなたたちに聞くわね。教室に安田さんはいた?」
「華道が終わったあと、ユリと理穂さんが一緒に教室を出て行ったのは私と玲央で確認してるんです。でも....」
夏菜は口を濁した。
「すいません....。ユリに着いてこなくてもいいって言われたから.....。」