お嬢様の秘密
「じゃあ生きていると言うの?」
お母様がみんなを代表して梶原に尋ねる。
「はい。莉依紗様はお調べになっていると思いますが、不自然な点があると思います。」
そう。
国松が調べましょうと言う前に調べたの。
「どこがだね?」
「ご遺体がないことでございます。」
「全部....燃えてしまったんじゃないの?」
私のお母様がそっと聞いた。
「いいえ。火をつけられて完全に消えるまでそんなに時間はたっておりません。ですので十分に火の中から脱出できたかと。
火葬などはだいたい2時間くらいです。あのときはだいたい20分程度だったと、聞き及んでおりますが…。」
「でもオイルの上から....。」
「それに俺が最期にあったと思うが歩けないほど足が弱っていたぞ。」
「あぁ――――もううるさい!!」
急にお義父様が大声を出した。
「ユリの行方は私が調べる。大樹は社長の仕事、莉依紗は学園長の仕事を全うしなさい。」
「「はい。」」
「これで私は帰るぞ。」
「では私がお送りいたします。みなさんお立ち上がりください。」
国松の一言によりみんなが立ち上がる。
「これにてお開きです。」
はぁ....。
疲れた。
-シルバーside end-
お母様がみんなを代表して梶原に尋ねる。
「はい。莉依紗様はお調べになっていると思いますが、不自然な点があると思います。」
そう。
国松が調べましょうと言う前に調べたの。
「どこがだね?」
「ご遺体がないことでございます。」
「全部....燃えてしまったんじゃないの?」
私のお母様がそっと聞いた。
「いいえ。火をつけられて完全に消えるまでそんなに時間はたっておりません。ですので十分に火の中から脱出できたかと。
火葬などはだいたい2時間くらいです。あのときはだいたい20分程度だったと、聞き及んでおりますが…。」
「でもオイルの上から....。」
「それに俺が最期にあったと思うが歩けないほど足が弱っていたぞ。」
「あぁ――――もううるさい!!」
急にお義父様が大声を出した。
「ユリの行方は私が調べる。大樹は社長の仕事、莉依紗は学園長の仕事を全うしなさい。」
「「はい。」」
「これで私は帰るぞ。」
「では私がお送りいたします。みなさんお立ち上がりください。」
国松の一言によりみんなが立ち上がる。
「これにてお開きです。」
はぁ....。
疲れた。
-シルバーside end-